【公益資本主義】児童養護施設「森の風学園」の視察報告
2022年7月10日に、公益資本主義の取り組みの一環として
社会福祉法人ゆめみの里が運営する児童養護施設「森の風学園」の視察を行いました。
今回はそちらの取り組みについて報告させていただきます。
視察の背景
2021年より寄付という形で支援をさせていただいているNPO法人BLUE FOR JAPAN様が
支援を行っている施設の一つに、福島県石川郡玉川村にある「森の風学園」があります。
BLUE FOR JAPAN様が「森の風学園」へ視察に行くということで、今回弊社のメンバーも同行をさせていただきました。
「森の風学園」について
「森の風学園」は、環境上養護を必要とする児童が入所し養護され、さらに退所した子どもの自立のための援助を行うことを目的とする施設です。
おおむね2歳から18歳までの児童24人が、8人のユニットで3棟の家に住み、家族のように共同生活の中で育っていきます。
保護者のいない児童、ネグレクトや虐待を受けた児童、その他環境上養護を必要とする子どもたちが児童相談所を介して入所してきます。
施設のある玉川村は蛍鑑賞スポットとして有名なほど多くの蛍が生息する自然豊かな場所。入所した児童たちが、その玉川村の自然の中で他の児童たちと共同生活を行いながら、お互いを信頼する気持ちを育み、自分に自信を持てるように育ってもらえるような環境をつくることに力を入れて運営されているそうです。
視察の目的
今回の視察の目的は、主に以下2点です。
・どのような状況なのかを知る
・CS-Cとしてできることは何かを考える
実際に施設の運営に携わる方からお話を伺ったり、施設を見学することでこれらを学び、公益資本主義に紐づいた支援につなげていくために今回の視察に同行させていただきました。
また、BLUE FOR JAPAN様と今後どのように連携し、お互いが目指す貢献を実現させるかを模索し、活動の可能性を広げていくことも目的のひとつとしました。
視察の結果
今回の視察で、「森の風学園」では以下のような課題を抱えられていることが分かりました。
・施設卒業後の進路マッチング
・子ども達の通勤の送り迎え
・施設外での体験の機会の減少(新型コロナウイルスの影響による)
・卒業後の生活資金
また、体験や運営資金、生活用品の面で支援を必要としている現状も知ることができました。
今回のCS-Cからの参加メンバーはこれまで児童養護施設に関わったことがありませんでしたが、視察を通して児童養護施設における今の状況や課題、そしてどんな支援を必要としているかを知るきっかけになりました。
また、実際にそこで生活する子どもたちに会い、施設に関わることによって、みんなのために企業として何か力になりたい、そう思いました。
まとめ
今回の視察を通して学んだことを、今後の公益資本主義の活動に活かして参ります。
そしてCS-Cはこれからも、世の中に笑顔を増やすために公益資本主義に取り組んでいきます。
BLUE FOR JAPANの皆様、社会福祉法人ゆめみの里の皆様、
貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、お礼を伝えさせていただきます。