
【コロナ禍で変わるサロン選びの新基準】これからは「信頼関係」が重要?
近頃、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に大きく左右される世の中ですが、コロナ禍で大きく変わったのはやっぱり「対人関係」ですよね。
飛沫感染を防ぐ為、「ソーシャルディスタンス」や「3密」などの言葉が瞬く間に世の中に浸透し、接客業である美容室・美容サロンは大きく影響を受けたことでしょう。
まだまだ収まる様子のないコロナウイルス問題ですが、実はこのコロナ禍の1年でお客様のサロン選びの基準が変わったといわれているのはご存知でしょうか?
今回は、コロナ禍の1年で変わった「サロン選びの基準」と「これからのサロンに必要なもの」についてご紹介いたします!
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コロナ禍で変わった?お客様のサロン選びの基準
まず、この1年で大きく変化したのは「対人関係」を伴う外出のハードルです。
外出を避けるようになったことで、美容室・美容サロンに行くハードルもあがっているといわれています。
コロナ流行前に年4回以上美容室に通っていた25歳以下の女性を対象に行った調査によると、コロナ禍での美容室利用の頻度はこのような結果になっています。
出典:資生堂プロフェッショナル 【コロナ禍で美容室に使う金額に変化が!?】Z世代のお財布事情 in Salon
ご覧の通り、コロナ流行後は半数以上の方が、美容室に行く回数が減ったと回答しています。
別の調査ではこのような結果も出ています。
出典:「ファンくる(株式会社ROI)調べ」コロナ禍における美容室や理容室利用についての意識調査「ファンくる」
80%の方は、前回行ったお店に再来店しているという結果に…!
逆に、普段利用するお店に行かなかった理由は、「感染症対策がしっかりとされていなかった為」、「お店が繁華街にある為」など、ほとんどが新型コロナウイルス感染症の影響で行かなかったという結果が出ているようです。
これらの調査結果から、新型コロナウイルス感染症を気にするお客様が多く、「行ったことのないサロン」や「感染対策がされていないサロン」には行きたくないという思いが強く出ているように見受けられます。
お客さまのサロン選びの基準は、価格や技術だけではなく、技術以外の部分に対する「信頼」へと変わっていっています。
つまり、これからの美容室・美容サロンに必要なのは、「技術」に加え、お客様の「信頼」獲得となります!
これからのサロンに必要なのはお客様の「信頼獲得」
2つの調査結果からひもとくと、お客様のサロン選びの基準の一つに「サロンへの信頼」が加わりました。
これからは、様々な方法でお客様との間に「信頼」を生み出し、「心の信頼」を強める⇒「深い信頼」へと進化させる。
そんなサロンを目指すことが必要になります。
では、具体的にはどのようなことを行えば、お客様からの「信頼」を獲得できるのでしょうか?
ここからは、お客様の信頼獲得に成功しているサロンの事例と結果を見てみましょう!
口コミの返信、ダイレクトメッセージを活用した店舗の事例と結果
「口コミの返信、ダイレクトメッセージの送付」でお客様の信頼獲得に成功したヘアサロンをご紹介します。
千葉県にある「hair garden 10derness(ヘアガーデン テンダネス)」では、コロナ流行前から、定型文を使わずにお客様に向けてお手紙を書くような口コミ返信を実施。
緊急事態宣言時には「特別なダイレクトメッセージ」を配信する中で、お客様に対する想いをメッセージに綴ったところ、「感動して泣きそうになってしまった」「こんな世の中だけどサロンに行ってもいいんだ。と安心した」などの反響があったそうです。
日頃の丁寧な接客や高い技術を併せてお客様の信頼を獲得していき、その結果、なんと!予約が約5倍に増加!
その状態は今も続いているそうです!
つまり、「口コミの定型文返信をやめる」「定期的にダイレクトメッセージを配信」することでお客様からの信頼を得ることができるというわけですね。
リピーターがあまりつかず悩んでいる美容室・美容サロンはまず、比較的手軽にはじめることのできるこちらの対策を試してみてはいかがでしょうか?
出典:「リクルート「コレカラ会議」美容領域発表」ホットペッパービューティーアカデミー(2021年3月18日発表)https://bit.ly/2Pl6Sex
そして、口コミ返信やダイレクトメッセージに加え、今最も注目すべきツールがあります!
これから注目すべきは「LINE集客」!
コロナ禍において、新規顧客を集客する為のツールから、リピーターを増やす為のツールに注目が集まっています。
その中でも群を抜いて注目されているのがLINEです。
「LINE」の月間アクティブユーザー数は、2020年9月末で8,600万人を超えており、これから更に増加が見込まれています。
9月末時点で日本人の約68%が利用しているという非常に高い数字です。
情報発信・情報収集・共有に使用する要素が強いTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSに比べ、LINEは電話やメールに準ずるコミュニケーションツールとして活用している人が多いのが特徴。
利用者数の多さや、コミュニケーションツールとして活用している人が多いことから、より幅広い層にアプローチできるのが「LINE」であるといえます。
LINEには個人が使うものとは別に、公式LINEとよばれるビジネス仕様のものが存在します。
ビジネスアカウントは、月に1,000通まで無料で配信ができるので、まずは無料の範囲で使い方に慣れてみるのがおすすめ。
LINEの中でクーポンの発行、スタンプカードの発行、営業時間の案内などをすることができます。
お客様からのお問い合わせなど、1対1のやりとりは個人のLINEのように操作することができるので、自社サイトがなく、ホットペッパービューティなどの掲載に頼っているサロンも、LINEを導入することでお客様としっかりコミュニケーションをとることが可能になります。
頻度の多い配信はブロックの原因にもなりますので注意が必要ですが、お客様とのコミュニケーションを強化する目的で、LINEを導入してみてはいかがでしょうか??
美容師やエステティシャンとしての技術ももちろん大切ですが、ひとりひとりのお客様としっかりと向きあう「コミュニケーション能力」、これが後々大きなブランド力となり顧客の囲い込みに繋がっていきます。
これからの時代は新規顧客獲得だけでなく、既存顧客の囲い込みの意識を高め、コミュニケーションツールを活用しながら、コツコツとお客様との信頼関係を築いていきましょう!
時代とともに変化するお店選びの基準と方法
美容室・美容サロンを選ぶ時に、あなたはどの基準でお店選びをしていますか?
また、お店を探す時はどうやって探していますか??
コロナ禍におけるお店選びの基準として、信頼関係の重要性はご紹介した通りですが、お店を探す方法も多様化してきています。
一昔前はホットペッパービューティーで検索をする人が大多数でした。
しかし、今はどうでしょう。
上記に加え、GoogleやYahoo!で直接する人、インスタグラムなどのSNSで探す人、さらには地図検索で自宅近くのサロンを探す人。
信頼関係を構築するためには、まずお店を見つけてもらって来店してもらわなければなりません。
あなたのお店は、コロナ禍に合った集客ができていますか?
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