
美容室の集客にアプリを徹底活用!各アプリの特徴やメリットを解説
近年、美容室の店舗数は増加の一途をたどっています。今やコンビニよりも美容室が多くなっている現状があり、生き残りをかけた集客は重要な課題といえるでしょう。
そこで、集客施策のひとつとしてアプリを活用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では美容室の集客方法としてアプリの活用方法をご説明します。美容室の集客に課題を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。本記事を読むことで、美容室の集客にアプリを活用するメリットなどがわかります。
目次[非表示]
- 1.美容室の集客に活用できるアプリとは
- 1.1.オリジナルの店舗アプリの作成
- 1.2.美容ポータルアプリを活用
- 1.3.SNSアプリを活用
- 2.美容室の集客にオリジナルの店舗アプリを使う
- 2.1.店舗アプリを導入する効果とは?
- 2.2.オリジナル店舗アプリを導入する方法
- 2.3.オリジナル店舗アプリのデメリット・注意点
- 3.美容ポータルサイトのアプリを使う
- 4.SNSアプリの活用
- 5.ほかにも便利なアプリがたくさん!
- 5.1.カルテ管理アプリ
- 5.2.ホームページ作成アプリ
- 5.3.サロンスタッフ予約アプリ
- 6.まとめ
美容室の集客に活用できるアプリとは
はじめに、美容室の集客に活用できるアプリをご説明します。美容室の集客でアプリを活用する方法は主に以下の3つです。
オリジナルの店舗アプリの作成
1つ目は、集客に活用するアプリをオリジナルで作成する方法です。
オリジナルアプリとは、自社で開発するアプリです。アプリを開発すると聞くと、プログラミングの知識がないと作れないと思ったり、高額な費用をかけて外注したりしないといけないと思うでしょう。
しかし、昨今ではオリジナルアプリを作成するツールが数多く提供されています。費用も外注するより安く済み、自社の希望に合わせたアプリの作成が可能です。
オリジナルアプリを活用すると、アプリを使用して新規顧客の獲得だけではなく、リピーターに向けたプロモーションをかけることができます。アプリを利用している顧客が来店するとポイントが貯まったり、来店予約ができたりと、さまざまな機能によりリピーターの獲得を目指していけます。
アプリを使った顧客管理やメッセージの送信もできます。オリジナルアプリを使ったメッセージ送信ならプッシュ通知で知らせることができるため、送ったメッセージが読まれやすくなるでしょう。
さらに、アンケート機能や分析機能など豊富な機能を活用することで、集客に有効活用できます。
美容ポータルアプリを活用
各種美容ポータルアプリを活用した集客もおすすめです。
「ホットペッパービューティー」「楽天ビューティー」などの美容ポータルには膨大な美容室の情報が掲載されており、多くのユーザーが美容室を探すために活用しています。これらの美容ポータルに掲載を行うことで、自店舗を見つけてもらう機会を増やすことが可能です。
美容ポータルには「Web予約機能」も搭載されているため、営業時間外でも予約を取りこぼすことがありません。
SNSアプリを活用
最近は年代を問わずSNSアプリを利用するユーザーが増えています。そして、SNSから情報を得て消費行動をとるケースも増えています。美容室選びも例外ではなく、InstagramやTwitterなどの情報をもとに来店するユーザーも多いです。
特に美容室の集客はInstagramとの相性が良いものです。美容室の集客では見た目が重要となり、写真の投稿がメインのインスタグラムは重宝します。Instagramでお店の雰囲気やスタイリストの様子、カットの上手さなどを掲載すると集客に有効です。
また、Instagramへの投稿は難しいことがありません。カット終了後に「Instagram用に写真を撮らせてもらっていいですか」とお客様に聞いて撮影すれば、あまり時間をかけることなく更新ができます。手軽にコストを抑えた集客をしたいならば、SNSアプリの活用が有効でしょう。
美容室の集客にオリジナルの店舗アプリを使う
ここからは、美容室の集客にオリジナルの店舗アプリを使う効果や、導入方法などを詳しくご説明します。
店舗アプリを導入する効果とは?
店舗アプリを導入するメリットは、既存顧客の囲い込みが挙げられます。
ユーザーが美容室を予約するとき、美容ポータルサイトのポイントを目当てにしているというケースも多くみられます。ポータルサイトを使っているということは、他店舗に流れる可能性もあるということです。そのようなユーザーには店舗アプリの活用が効果的で、ポイント付与よりもお得なクーポン券やセール情報を届けることで、ユーザーの定着を図ることができます。
また、オリジナルの店舗アプリを活用することで、美容ポータルサイトなど集客サイトへの掲載を止めることができます。美容ポータルサイトは集客力があるものの、掲載費用や手数料の支払いが必要です。オリジナル店舗アプリの運用で効果を出すことができるなら、集客サイトへの掲載費用が削減できます。
ただし、アプリを作成しただけでは新規顧客に見つけてもらうことは難しいため、後述のSNSの活用なども同時に行うことをおすすめします。
それから、店舗アプリにはプッシュ通知機能があります。プッシュ通知機能を活用すると、ユーザーが店舗からの通知を逃すことが少なくなります。プッシュ通知はメールと比較してユーザーの開封率が高く、集客ツールとしては備えたいものです。
オリジナル店舗アプリを導入する方法
店舗アプリを導入するには、アプリ作成ツールを活用することがおすすめです。アプリ作成ツールは数多く提供されていますが、これらを使うことでプログラミングの知識がなくても、直感的な操作により店舗アプリの作成ができます。
ツールの利用料金については、初期費用と月額料金がかかるものがほとんどです。ツールにより機能やサポート体制が異なるため、それぞれを比較して自社に必要な内容から選んでみてください。
オリジナル店舗アプリのデメリット・注意点
コストを抑えつつ集客ができる店舗アプリですが、覚えておきたいデメリットや注意点があります。
・ユーザーにダウンロードしてもらう必要がある
・アンインストールされないよう工夫が必要
・開発費用と維持費がかかる
・トラブル対応が必要である
・配信内容がマンネリ化することがある
以上が主なオリジナル店舗アプリのデメリットや注意点です。
まずはユーザーの手間となるアプリのダウンロードです。ユーザーによっては、スマートフォンの容量を気にする場合があり、新たなアプリのダウンロードを嫌う場合があります。ダウンロード後に個人情報を登録する手間もあるため、面倒に思うユーザーも少なからず存在します。
また、プッシュ通知機能は集客に効果的ですが、ユーザーにしてみると鬱陶しく思う場合があり、アプリをアンインストールする可能性も考えられます。送信頻度やタイミングには注意しましょう。
費用に関してはアプリ作成ツールを利用した場合であっても、初期費用が数万円、運用コストとして毎月数千円から数万円必要です。もしも完全に自社アプリを開発するとなれば、数百万円かかることもあるでしょう。予算をどれくらい用意できるかにより、アプリ開発の方法を検討する必要があります。
そして、アプリをリリースした後は、ときとして不具合が生じることとも考えられます。その際の対応などの手間もかかります。それから、顧客の囲い込みのためにクーポンの配信やさまざまな情報発信を行う際も、マンネリ化には注意が必要です。
美容ポータルサイトのアプリを使う
ここでは、美容ポータルサイトのアプリ版の活用についてご説明します。
美容ポータルサイトはブラウザでの閲覧のほかにもアプリ版での利用も可能です。具体的には「ホットペッパービューティー」「ビューティーナビ」「楽天ビューティー」などがあります。
美容ポータルサイトを活用するメリットや注意点
美容ポータルサイトを活用するメリットは、前述のとおり集客力の高さです。さらに、ユーザーが美容室選びで重要視する口コミやレビューが掲載されることです。
美容ポータルサイトを利用すれば、サイト運営の経験がない場合でも容易にWeb上に店舗情報の掲載を行えます。
一方、美容ポータルサイトへの掲載は、常に他店舗との競争にさらされる可能性を秘めています。例えば、既存顧客が美容ポータルサイト経由で予約をしようとした場合、ふと見つけた他店の情報に興味を持ち、そのまま他店舗に予約してしまうという可能性もあります。
この点は、他店舗の情報が目に触れる可能性がないオリジナル店舗アプリとの違いといえるでしょう。
SNSアプリの活用
SNSアプリの活用では、前述したInstagramやTwitter、Facebook、YouTubeなどが挙げられます。SNSアプリは若者を中心に幅広い年代が利用しています。ただ、SNSアプリはそれぞれに特徴があるため、それらを押さえて有効に使うことがポイントです。
SNSアプリを集客に活用するメリット
SNSを使うことで、店舗を認知してもらえる可能性を高めることができます。
SNSを活用した集客施策の中でも、ハッシュタグを使った投稿は必ず行いたいもののひとつです。ハッシュタグを使った投稿を行うことで、狙っているターゲット層にダイレクトなアプローチが可能です。たとえば、ヘア雑誌やファッション雑誌、美容グッズのブランド名や商品名などにハッシュタグをつけて投稿すると、そのキーワードで検索したユーザーの目に触れる可能性が高まります。
特にInstagramであれば、ハッシュタグフォローという機能があるため、ハッシュタグがつけられた投稿をまとめてフォローできます。ユーザーがハッシュタグフォロー機能を活用すると、その都度検索する必要がないため、フォローした投稿を手軽にチェックできます。
このように独自の機能により集客できる点がSNSアプリのメリットでしょう。
ほかにも便利なアプリがたくさん!
ここまでいくつか集客に便利なアプリの情報を解説してきましたが、他にも美容室運営をサポートするアプリがたくさんあります。いくつかご紹介しますので、今後のアプリ導入の際に活かしてみてください。
カルテ管理アプリ
カルテ管理アプリでは、顧客のカルテや管理、スタイル写真の共有、予約管理、メッセージのやりとりなどが可能です。具体的には「LiME」などがカルテ管理アプリとしてリリースされています。
カルテ機能を使うことで、カット後の仕上がりや手書きイラストの保管、過去の利用メニュー、お会計内容、メモを残せて、次回以降に適切な提案や管理が可能です。また、予約機能が備わっていると、顧客の手間を省いた予約もできます。
顧客情報が蓄積されていくと、サロンのメニュー比率や男女比、平均単価、来店数などのデータを閲覧して集客に活かすことも可能です。クーポンや割引券の発行機能があるアプリであれば、既存顧客の囲い込みにも有効です。
ホームページ作成アプリ
自社ホームページを作成する際にアプリを使うことも可能です。スマートフォンアプリによるホームページ作成は、手軽さが大きなメリットです。一般的にホームページを作成するにはパソコンを使いますが、スマートフォンアプリを使うことで、すき間時間に簡単に作業ができます。
また、情報発信する際も更新作業が手軽に行えます。スタッフを複数名抱えるサロンであれば、スタッフがアプリをダウンロードすることで更新作業を分担することも可能です。
ただし、スマートフォンアプリを活用したホームページの作成では、差別化が難しかったり、無料版を利用すると広告が表示されたりします。
ホームページ作成アプリは、「ジンドゥー」や「クレヨン」「ウィックス」などがあります。
サロンスタッフ予約アプリ
顧客が指名したいスタッフを直接予約できるアプリもあります。サロンスタッフ予約アプリと呼ばれるものであり、担当の美容師を指名して直接的な予約が可能です。サロンスタッフ予約アプリでは「minimo」が有名です。
ユーザーがアプリをダウンロードして、スタッフに関する口コミなどを閲覧したり、サロン情報を確認したりして予約を入れます。やりとりはユーザーとサロンスタッフが直接行います。ユーザーの希望を拾い上げてから来店できるため、ユーザーもスタッフもスムーズな施術になるでしょう。
また、minimoなどのサロンスタッフ予約アプリを活用すると、サロンスタッフ個人で集客できます。サロンスタッフそれぞれの情報発信や募集が可能となり、現状のスキルやキャリアに合わせた掲載も可能です。
対面での集客が苦手なスタッフであっても、アプリを使って募集をして、カットやスタイリングの機会が増えることでキャリアアップにつながるでしょう。
まとめ
美容室の集客はアプリの活用が有効です。集客に活用できるアプリには、店舗アプリやSNSアプリ、美容ポータルサイトアプリなどがあります。
ただし、それぞれに特徴やメリット、注意点があるため、導入の際は十分な検討が必要でしょう。本記事を参考にして、美容室の集客にアプリを活用してみてください。
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